自分の研究費は自分でとってくるもの

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最近、事業仕分けとかはやぶさとか、科学予算の話を政治の話とをむすびつけて、叩くのが流行ってると思ってたら、
「はやぶさ2」が動かないのは政治のせいではない | おごちゃんの雑文
当然と言えば当然だけど、こう考えてるヒトもいた。

大学にいたときには比較的金のかかる(n千万~n億位)の研究だったし、周りにもそんな研究がゴロゴロしてて、研究費の話題はアレなこと、ソレなこと、いろいろ聞いた。
研究費のことを何となくでも知ってるヒトは『はやぶさ2が飛ばない理由のひとつに予算があるなら、政治の前にそれに関わる組織(JAXAとは限らない)と人員に問題があるんじゃないのか?』と考えると思う。

ただし、↓は私の認識と違う。

我々は「JAXA」とか「大学」となると、つい技官や教官の姿を思ってしまう。まるで彼等がそういった組織を運営しているかのように誤解してしまう。でも、実際に動かしているのは「内部政治」であり、技官や教官はその「コマ」に過ぎない。実際に直接動かしているのは「官僚(事務官)」で、その官僚の様々な綱引きの結果、「はやぶさ2」は飛ばないわけだ。

JAXAはどうか知らないけど、大学や研究所についていえばまともな研究者は自分の研究費は自分でとってきてたし、自分でとったものは自分で動かしてた。これは当然で自分の研究ができないなら研究者としてはそこにいる意味がない。
(指導者として、など別の意味をその場所に見出すヒトもいるので、そこにずっといるからダメということではない。)

結局、「自分やりたいことに金がかかるなら基本自分で稼ぐ」と当たり前のことになっちゃう。
それがその場所で出来ないならどこか他にいくしかない。

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このページは、uwiが2010年6月15日 17:48に書いたブログ記事です。

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