まだPHPの話が続いてるのかなと思ってのぞいてみたら、これはあんまりだと思った。
ここから「初心者向け言語が避けていること」言い替えれば「初心者が苦手なこと」が何であるかだいたいわかる。彼らは「抽象化」が苦手なのだ。
私の経験上、初心者と思われるヒトがやりたいことは「Webアプリをつくる」ことであって「良いプログラマになる」ことではない。(そもそも良いプログラマになりたいヒトがWebアプリからスタートすることが間違い。)そういうヒトたちにとってはPHPなどは単なる手段にすぎない。なかには手段が目的にかわって良いプログラマになりたいと思うヒトいるかもしれない。が、多くは「たかが手段のために何で抽象化?そんなの知らなくても出来るじゃん。」、こんな感じ。苦手とかじゃなく、手を抜きたいだけ。(あくまでも私の経験上のお話、場所が違うとそうでもないのかもしれない。)
これをやる気がないとばっさり切り捨てるかって流れのさきに、前のWebアプリツクールになる。誰でもWebアプリができるようになってきた段階で必要なのはユーザインタフェイスということ。実際にそれがあればほとんどはそっちを使うと思う。それですべてが出来るなら私も迷わずそっちを使う。
ソフトウェア開発における初心者については、一番問題があるのはテストだと思う。製品として出す場合に最も重要な部分が軽視されている現場が多い(ソフトウェア開発における初心者でも触れられてもないし)。医療・金融・原発関連を一度経験するとそこら辺がちょっとはわかるかもしれない。
「初心者の撲滅」とか言ってないで初心者でも開発に参加できるって環境を進めていくのが開発者だと思う。
2008-02-04 14:00 追記
あ、Matzにっきの方では限定してないのに、意味もなくWebアプリに限定してしまった、修正。
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